低コスト共焦点顕微光学システムTSUKUDA2(2016)


低コスト共焦点顕微光学システム TSUKUDA2 概略図

 TSUKUDAがDAQボードを備え、本格仕様へと進化しました。 DAQボード導入にあわせて、MPPCモジュールをデジタル出力タイプに更新しました。 試験的走査で、1フレーム(200*200ピクセル)が4分程度で取得できるようになりました。パラメーターの最適化に取り組んでいます。


低コスト共焦点顕微光学システム TSUKUDA2 写真

 
低コスト共焦点顕微光学システムTSUKUDA2 追加物品(主要部品のみ)
部品 メーカー 型番等 価格(概算)
アナログ出力デバイス 日本NI NI PCI-6731 250,000円
ノイズ除去・シールド I/O 端子台 日本NI NI SCB-68A 45,000円
シールドケーブル、2m 日本NI SH68-68-EP 20,000円
RTSIバスケーブル、2ボード用 日本NI   5,000円
8チャンネルカウンタ/タイマ、デジタルI/O 日本NI NI PCI-6602 110,000円
シールドBNC端子台 日本NI BNC-2121 60,000円
シールドケーブル、2m 日本NI SH68-68-D1 26,000円
MPPCモジュール 浜松ホトニクス C13366-3050GD 160,000円
676,000円

低コスト共焦点顕微光学システムTSUKUDA(2014)


低コスト共焦点顕微光学システム TSUKUDA 概略図

 対物レンズからの光を再度集光しピンホールを通すことで試料での集光スポット近傍のみの情報を取得し焦点深度方向の分解能を向上させた光学顕微鏡は共焦点顕微鏡と言われます。 スポット位置を走査しつつ光強度を測定することで3次元画像の取得が可能になります。 本研究室では、下記表のような光学パーツを組み合わせて低コストな共焦点顕微鏡光学系の構築に取り組んでいます。 光ビームの2次元走査にはガルバノミラーペアを、深さ方向の走査には対物レンズ用のピエゾ素子を採用しました。 光ファイバーが共焦点光学系のためのピンホールの役目も兼ねています。 ガルバノミラーペア、ピエゾ素子の走査ならびに光強度取得はLabVIEWにより自動化しています。


低コスト共焦点顕微光学システム TSUKUDA 写真

 
低コスト共焦点顕微光学システムTSUKUDA 構成(主要部品のみ)
部品 メーカー 型番等 価格(概算)
ファイバーカップルレーザー レーザークリエイト 3011212-200 350,000円
対物レンズフォーカス用ピエゾ メステック MD-140LS 320,000円
ピエゾコントローラ メステック M-2510S 300,000円
USB-DACオプション メステック M-9203 52,000円
MPPCモジュール 浜松ホトニクス C13365-1350SA 35,000円
RG174同軸ケーブル(MMCX→BNCメス) Pasternack PE36738-12 8,000円
2D ガルバノシステム ソーラボジャパン GVS002 240,000円
2D ガルバノシステム電源 ソーラボジャパン GPS011 53,000円
2軸ガルバノケージシステムマウント ソーラボジャパン GCM002/M 14,000円
反射ミラーキューブ ソーラボジャパン CM1-E02 26,000円
ビームスプリッタキューブ ソーラボジャパン CM1-BS013 32,000円
回転レンズタレット ソーラボジャパン OT1 35,000円
自由空間ファイバ入射システム ソーラボジャパン KT110/M 130,000円
XYZ移動ステージ ソーラボジャパン PT3/M 110,000円
CMOS Camera, Color, USB2.0 ソーラボジャパン DCC1645C 45,000円
カメラ用結像レンズ ソーラボジャパン MVL25 25,000円
直流安定化電源(プログラマブル) INSTEC GPD-4303S 74,000円
1,849,000円
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